Windows10にVagrant + VirtualBoxでLinux環境を構築

はじめに

Linux上でPG開発を行うためにVagrantVirtualBoxを使用し、Windows10上にLinux環境を構築します。

本記事は2020/01/19の記事です。
将来的にバージョン等が変わると思いますので、適宜その時の環境に合わせて実施してください。

環境


VirtualBoxのインストール

こちらからVirtualBoxインストーラをダウンロードし、実行してください。 f:id:fukahire12:20200119142426p:plain


「Next」をクリックします。 f:id:fukahire12:20200119144941p:plain


インストールする機能やインストール先を選択する画面です。
デフォルトのまま「Next」をクリックします。 f:id:fukahire12:20200119145012p:plain


ショートカットの作成等を設定する画面です。
必要に応じてチェックボックスにチェックを入れ、「Next」をクリックしてください。 f:id:fukahire12:20200119145038p:plain


ネットワークが一時的に切断される旨が表示されます。
問題がなければ「Yes」をクリックしてください。 f:id:fukahire12:20200119145114p:plain


「Install」をクリックし、インストールを開始します。 f:id:fukahire12:20200119145130p:plain


下記の画面が表示されればインストールは完了です。
「Finish」をクリックしてください。 f:id:fukahire12:20200119145144p:plain

Vagrantのインストール

こちらからVagrantインストーラをダウンロードし、実行してください。
今回はWindows10 64bitを使用しているので、「Windows 64bit」用のインストーラをダウンロードします。 f:id:fukahire12:20200119163137p:plain


「Next」をクリックします。 f:id:fukahire12:20200119150425p:plain


規約の同意画面が表示されるので「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れ、「Next」をクリックします。 f:id:fukahire12:20200119150644p:plain


インストール先を設定します。
任意のディレクトリを設定し、「Next」をクリックします。 f:id:fukahire12:20200119150754p:plain


「Install」をクリックし、インストールを開始します。 f:id:fukahire12:20200119150844p:plain


インストール画面が表示されるので、完了するまで待ちます。 f:id:fukahire12:20200119150928p:plain


下記の画面が表示されればインストールは完了です。
「Finish」をクリックしてください。 f:id:fukahire12:20200119151013p:plain


インストール完了後、下記の画面が表示されたらパソコンを再起動してください。 f:id:fukahire12:20200119151118p:plain

仮想環境を構築

これまでの手順でVirtualBoxVagrantをインストールできたので、Linuxを導入します。
以降はコマンドプロンプトで作業を行います。

まずVagrantの設定ファイル等を格納するためのディレクトリを用意します。
任意のディレクトリを作成します。(本記事では「D:\vagrant\centos7」)

mkdir vagrant\centos7


作成したディレクトリに移動します。

cd vagrant\centos7


Vagrantの初期化を行います。
初期化を行うとVagrantファイルが作成されます。

この時Linuxのテンプレートとなる「Boxファイル」を指定すると、インストールするLinuxを指定できます。
私はCentOSを使用するので、「centos/7」を指定しています。

vagrant init centos/7


上記コマンドを実行すると、現在のディレクトリにVagrantファイルが作成されます。
この時点ではまだLinuxはインストールされていません。
下記のコマンドを実行することで、Linuxをインストールし、仮想マシンを起動します。

vagrant up


上記コマンド実行後、「vagrant status」コマンドを実行すると、仮想マシンの状態を表示できます。

vagrant status


仮想マシンがranning(起動中)であることがわかります。 f:id:fukahire12:20200119155438p:plain


作成した仮想マシンに接続するには下記のコマンドを実行します。

vagrant ssh


仮想マシンに接続できました。 f:id:fukahire12:20200119155744p:plain

補足

vagrant up」コマンドを実行したときに下記のようなエラーが発生することがあります。 f:id:fukahire12:20200119160717p:plain

これはVagrantが使用できる仮想化ソフトが見つからない場合に発生するエラーのようです。
まずはVirtualBoxをインストールし忘れていないか確認して下さい。

VirtualBoxインストール済みでも発生している場合は、まだVagrantがサポートしていないVirtualBoxをインストールしている可能性があります。

こちらから旧バージョンのインストーラをダウンロードし、再インストールしてみてください。

本記事を作成している時点ではVirtualBoxの最新バージョンは6.2でしたが、Vagrant 2.2.6ではVirtualBox 6.0しか使えないようです。 ※私が試した限りでは

追記:Vagrantのバージョンが古い可能性もあります。その場合は最新バージョンのVagrantをインストールして再度試してみてください。


参考文献

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。